山形県農業協同組合青年組織協議会会長の阿部です。
最近の農業情勢においては、国際的には、政治・経済情勢の一層の不透明化、気候変動、人口増加等の複合的なリスクが顕在化しております。国内の生産現場においては、生産資材価格が高止まる一方、多くの品目において価格への転嫁は十分追い付いておらず、自然災害も激甚化・頻発化する傾向にあるなど、農業経営はかつてない危機に直面しており、盟友をはじめとした農家組合員が営農の継続を断念することが懸念されます。
このような情勢の中でも、我々農業者は国民・県民の皆さまに安心・安全な食を提供し続けるという責務があり、その責務を果たすためのモチベーションの一つが青年組織活動だと考えています。
JAYouth山形は、日本の食糧基地・農業県の一つである山形に生まれたことを誇りに持ち、食と農の未来を守りたいと考えています。今こそ、我々は誇り高き青年の情熱と協同の力をもって、地域農業の担い手として、農業が抱える課題について取り組んでいく必要があります。
農業は、単に食料を生産するだけではありません。自然やみどりを守り、地域の活性化にも欠かせない産業であると自負しております。
今後も、日本、そして山形県の農業の更なる発展を目指して、我々JAYouth山形は一丸となって様々な活動に取り組んでいきます。