JA鶴岡女性部は12月3日、鶴岡市農村センターで「女性フェスティバル」を開き、女性部員・組合員・関係者約110人が参加しました。
渡部優子女性部長は「やっと農作業も落ち着きをみせ、女性部活動が活発に動き出す時期になった。久しぶりに会う人も多いと思うので、みんなで交流しながら楽しんでいってほしい」とあいさつ。
赤十字奉仕団支部指導講師の我妻由美子さん(高畠町赤十字奉仕団委員長)が「地域で取り組む赤十字奉仕団活動」と題し、赤十字活動や防災に関するお話の他、耐熱性ポリ袋「アイラップ」を使った非常食の作り方などを伝えました。
我妻さんは、赤十字活動の他、高畠町で地域の空き家を活用し、自分の居場所を求める中高齢者が集まって調理や手芸、情報交換などを通じて交流できる高齢者の居場所「和楽茶の間(わがちゃのま)」の会を立ち上げ、今年10年目を迎えます。行政と協力しながら、地域を元気にする活動の事例を紹介いただきました。
災害時を想定し、女性部役員が当日朝にアイラップを使用した非常食を作り、赤飯、大根のさば缶煮、蒸しパンの3品をお土産として参加者全員にプレゼントしました。
また、日本赤十字社山形県支部事業推進課の川合広泰係長より、避難所などで活用されている段ボールベットの組み立て方を教わり、参加者全員で協力しながら組み立てた後、寝心地を体験しました。
参加者からは、「日頃からの防災への備えは大事だと改めて考えさせられた。災害時、アイラップを使い鍋1つでさまざまな料理が作れることが学べ、とてもためになった」との感想が聞かれました。
会場では、女性部各支部の活動紹介パネルの展示や、結核予防の募金受付、JA鶴岡の子会社「パンハウス庄内」のパン販売、お楽しみ抽選会なども行われました。
このイベントは女性部員と組合員を対象に、女性部の重点目標である「食と農を守る活動」の地産地消運動を軸とした女性部活動の集大成と、部員同士の交流を目的に毎年行っています。