JA庄内みどり女性部平田支部は10月31日、「ひらたのごっつおを味わう会」を酒田市山元地区のやまもと農村交流センターで開きました。「ごっつお」は庄内地方の方言でごちそうの意味。部員や田沢コミュニティ振興会の桜井静悟(せいご)副会長など39人が参加しました。地元の「モクズガニ」や山菜などの食材や料理などを通して地域の魅力を再発掘するのが目的です。
 今回は同地区で地場産の食材を通し、地元や県内外と交流を行う女性グループ「わいわい工房」が手づくりした地場産食材を使用した料理の試食と、同支部の支部長で「わいわい工房」の代表でもある阿部敬子さんを講師に山菜の処理と保存方法について学びました。
 料理は同地区で秋の味覚として知られる「モクズガニ」を殻ごと粉砕したみそ汁「がに汁」やタデ科の多年生植物イタドリの炒め煮など12品を試食しました。
 試食後は料理に使った山菜の処理と保存方法を阿部支部長が説明。ワラビやイタドリ、フキ、ゼンマイなどの処理についてゆでる温度や塩漬けにする日数まで細かく解説しました。
 参加した部員は「地元の食材のおいしさを再発見した。工夫を凝らした山菜料理はとても勉強になった。学んだ山菜の処理と保存方法を早速実践したい。」と話していました。
 阿部支部長は「山菜の処理は手間がかかるのでまさにごっつお。地場産食材の良さをあらためて見つめ直し、食材を通じて地元の魅力を発信する活動につなげていきたい。」と話していました。