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金山町 にら生産者  大場 孝 さん
金山活粋野菜倶楽部 副理事長
 
「達者de菜」ブランド にらの産地

 にらは『古事記』や『日本書紀』にも記述があり、古くから栄養価の高い野菜として用いられてきました。ビタミン、ミネラルを豊富に含んでおり、免疫力を高めたり、老化予防に役立つと言われています。スタミナ切れになりやすい夏場に、積極的に食べたい緑黄色野菜です。

ニラ畑  山形県最上地域は、自然豊かで、夏は高温多湿、冬は積雪量が多い地域。
金山町では、昭和55年頃から米に代わる転作作物としてにらの栽培が始まり、以来30年以上、作付面積を拡大しながら地域に根付いてきました。
 最上地域で栽培されているにらは、冬は積雪がありハウス栽培がしづらいため、露地栽培が中心となっているのが最大の特徴。金山町では「達者de菜」というインパクトのあるブランド名と品質の良さで年々生産量を伸ばし、今では露地物出荷量が全国でトップクラスとなっています。

にらの花  金山活粋(いきいき)野菜倶楽部の副理事長を務める大場孝さんは、今では珍しい4世代同居で総勢8人の大家族。以前は会社員として働いていましたが、平成13年に高齢の両親の農業を継いで専業農家になりました。現在は、6人ほどのお手伝いの人と共に、にらの栽培から出荷までを行っています。
 大場さんの金山町山崎地区では、にら農家が以前は16軒ありましたが、年齢などを理由に、今では10軒ほどに減少しています。現在、生産組合の平均年齢は70代前後で、後継者不足はここでも地域の課題になっています。
 「今は最上地域に限らず、どこでも後継者不足です。我が家も皆働いているので、人を雇用して作業を分担しています。少しは地域の雇用創出になっているのかなと思いますが、若い人にも積極的に農業に参加してほしいですね。」


作業風景  にらは多年草で、1年目は収穫せずに2年目、3年目に収穫をします。肥えた土壌では雑草の生育も早く、雑草を刈り取るのもひと仕事。畑仕事やにらの収穫は、まだ薄暗い早朝から始まります。
 「収穫の時期は、朝4時から畑に出て作業をします。定植作業は定植機という機械でするのですが、収穫はすべて手作業なんです。機械で収穫すると、どうしてもにらが傷んでしまう。にらを刈る専用の鎌があるので、それで1束ずつ刈っていくんですよ。」
 にらの収穫は5月から10月頃まで。1年に何度も収穫ができますが品質が落ちるのを防ぐため、収穫は1年に3回までと制限しているとのこと。そのぶん、5~6種類の品種を栽培し、シーズンを通して安定的な出荷ができるようにカバーしています。

にら  収穫するにらの中でも、春先に一番初めに収穫する『1番にら』は、葉先まで柔らかくて甘く、一番おいしいにらなんです。」と大場さん。
 今、主流となっている品種は葉が厚く、葉幅の広い「パワフルグリーンベルト」というもの。隣の畑では、来年春に収穫される予定の新品種「エナジーグリーンベルト」も順調に生育しています。
 露地栽培はハウス栽培に比べると、どうしても天候に左右される事が多いもの。しかし、おいしい空気と日光を直接吸収して育ったにらは、おいしさもまた格別です。大場さんをはじめ、にらの生産者たちは、年間を通して安定した収量を確保できるように、栽培指導や勉強会を開き、常に試行錯誤をしながら栽培しています。

 
『達者de菜』ブランドのお問い合わせ
達者de菜
金山農業協同組合
http://www.ja-kaneyama.jp/
にらを使ったレシピ
金山農業協同組合 特産品を使った簡単料理レシピ
http://www.ja-kaneyama.jp/resip.html

(2017年7月取材)
 
 
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