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山形牛畜産農家 山科三夫さん
山科畜産/家畜人工授精師・家畜受精卵移植師
 
高品質の山形牛と後継者育成を担う
 山形県新庄市は、豊かな自然を生かし、米作りが盛んな地域。その反面、冬は雪深いことから、季節を問わない馬や牛などの畜産業が根付いてきました。
特に牛は、和牛の繁殖や改良に力を注ぎ、現在は毎月開催される「最上家畜市場」で全国トップレベルの価格で取引されるほど、高品質な山形牛を世に送り出しています。

 山形牛がおいしい理由は、血統のほか寒暖の差が激しいという自然条件にもよるそうです。「おいしい」と感じるために必要なのは、上質な“脂”。山形牛の脂の融点は人肌に近いため、口に入れた時にほどけるように脂が溶け、飲み込んだ後も上質な牛肉の甘みが残ります。。

 

 山科畜産の山科三夫さんは、酪農を営む家庭に育ち、結婚して婿入りした後、今の畜産業を担うようになりました。
「子どもの頃から牛に触れ、大人になっても牛に関わる仕事をすると決めていました。和牛を育てる仕事は奥行きがあり、血統や毎日の生活、飼料など細かいことにも気を配る必要があるのですが、それだけやりがいがあります。」  家畜人工授精師と家畜受精卵移植師の資格も取得しており、高品質な山形牛の繁殖を続けてきました。牛舎には県内初となる遠隔装置を設置し、24時間体制で母牛のようすを監視できるようにしています。
また、冬は寒さで子牛もストレスを感じるため、天井に空調用の扇風機をつけたり、飲料水を温水にしたりするなど、こまめな配慮を欠かしません。 「牛のことを想って、お客様のことを想って育てていると、改良の余地というのが見えてきます。」

 

 47歳の頃、山形県から指導農業士を任命され10年間従事しました。その任期を終えた今でも、県内外から視察や研修が絶えません。牛の人工授精などの繁殖技術は、触感など伝えるのが難しい部分が多々ありますが、長年の指導で培った“わかりやすい説明”が、山科さんの人気を不動のものとしています。
「私の知識を存分に提供して、各地に後継者をたくさん作ることで山形牛が発展すればと思っています。私も若い人からいろいろ教えてもらい、最近ではLINEを使えるようになりました(笑)。私が指導をいただいた師匠の方々への恩返しと思って、若い世代に教えています。農業人として、広くネットワークを組んで農業を守っていきたいですね。」

(2016年1月取材)



★ 総称 山形牛桜
山形肉牛協会が定めた基準を全て満たしたものを
「総称山形牛」として認定しています。
山形肉牛協会HP http://www.yamagata-gyu.org/yamagata-gyu/

 
 
 
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